スノーピークのIGTシリーズをよりスタイリッシュに仕上げ人気のIGTスリム。
家具のようなシンプルで洗練されたデザインは、物欲を刺激されついつい欲しくなってしまいます。
しかし実際なかなか高級な家具を買えちゃうお値段なので手がでません。
そこでメルカリで探して見ると、、、
「目立った汚れ傷なし」のコンディションでお手頃価格で出品してされていたので購入しました。
Contents
騙された、、、、




届いた商品はこれです、、、、






まるで






工事現場の足場板の様に汚れ散らかしてるではありませんか。。。。
IGTスリムの天板は未塗装の無垢材
IGTスリムは無垢財でさらに未塗装のためどうしてもアウトドアの使用下では水や油であっという間ににギトギトになるので遅かれ早かれ使って行くうちにこうなるでしょうけど。
説明書ににも水汚れはすぐに拭き取ってください。
経年劣化を愉しんでくださいと、かなり寝ぼけた事を書いてますが、、、、
単純に塗装するコスト下げたかっただけじゃねぇーか。。。。。
かなり落ち込む






よく確かめないで購入したワタクシも大概なのですが、この足場板を「目立った汚れ傷なし」で出品してくる出品者にやや怒りを覚えました。
仕方ないのでクリーニングを決意
だがちょっと待って欲しい。
無垢材の性質上アウトドアで調理、飲食をしていればいずれ高級家具のような美しい天板もこの足場板の様に汚れ散らかるのも時間の問題。
ここは一念発起して劇的ビフォーアフターなリフレッシュ計画を実行することにしました
表面の汚れを削り落とす
紙やすりでひたすら汚れを落とそうと擦り上げましたが、チーク材の圧倒的な硬さに速攻で心が折れました。
サンダーを購入






せっかく安くIGTスリムを手にいれたのに工具を買って出費するなら新品を買えば、、、と悩まなくも無かったのですが。
手作業ではらちが開かなのでここは前からDIYで欲しかったサンダーを購入しました。
しかし、このサンダー使ってみると木材DIYをやる全人類が所有すべきドラえもん的な便利グッズでした。
みるみる内に汚れが落ちる






初めてサンダーを使ったのですが、面白いように汚れが落ちて行きます。
ちょっと感動的ですらあります。
しっかりとデータを取ったわけでは無いのですが手作業の10倍は作業効率が高いです。
マコなり社長も腰抜かす生産性の高さです。
購入を検討されている方、1秒でも早く購入をお勧めします。
本格的なプロユースの方がもちろん使い勝手がいいのですが、趣味程度であればこの3000円ほどのサンダーで十分に役目を果たしてくれました。
サイドフレームも分解






この際、きっちり磨き上げるために分解しました。六角レンチとドライバーで簡単に分解できます。
ペーパーの番手
ペーパーの番手は180番でよぼれときずを削り落とし






280番で表面にを整え






400番で仕上げていきます






削り完了






もう、ほぼ新品同様の仕上がりになりました!






ここまでの削りにかかった作業時間は2時間ほどでしょうか。
日にちを跨いでの作業なので集中してやれば1時間ほどでできそうです。
サンダーの力を思い知りました。アマゾンの1番安いサンダーですが十部に使えました。
ワックスがけ
結局無垢材なのでこのまま使っていったらもとの木阿弥なので、汚れ防止のワックスを塗ります。
王道の蜜蝋ワックス






この手のカスタムでまず最初に思い浮かぶのが蜜蝋ワックスです。丁度ハンネリのワックスが切らしていたのでフェールラーベンの固形ワックスを使ってみました。
フェールラーベンのワックス






フェールラーベンのワックスは本来同社の独自開発の厚手の綿生地(G1000)に使用して撥水、防汚れ、防風効果を高めるためのワックス。
基本的に蜜蝋ワックスと同じなので試してみました。






ワックスを塗りつける






アイロンで溶かしこむ






無垢本来の色の魅力もありますが、ワックスがけ後のウォールナットぽい仕上がりもなかなか






さらに撥水効果もバッチリ
これなら汚れにも強そう
この固形ワックスは木材に塗るのはちょっと大変だけど、綿生地に撥水加工をするのに便利なので持っている価値はあります。
特に軍幕の撥水処理にはかなり有効な手段でお勧めです。
蜜蝋ワックを購入






効果が確認できたのでこちらの木材様のワックスを購入いよいよ塗りつけていきます。
ブラッシングで削りかすを除去






塗布する前に細かい削りかすをブラッシングで
落とします、かすが残ったままワックスを塗るとだまになったりワックスが固まりムラになったりするので
ポリッシャーで塗っていく






地味に大変はワックスかけに、車用のワックス研磨用に買ったポリッシャーを使いました。車だけでなく家の床の磨きワックスがけお風呂の鏡研磨など意外と使い勝手がよく一家に一台あって損のないアイテムです。






回しながらパフにとり






塗り込みます






あっと言う間に塗り終わります。感覚的に手作業の5倍ほど早く疲労はほとんどありません。
塗り終わったら30分おほど乾燥してから






その後パフを変えて磨き上げ余分なワックスを拭き取ります。
磨き上げもあっという間で電動ポリッシャーの威力を感じました。
完成






色合いはめちゃくちゃ濃くなりました。新品の時の無塗装の無垢の色合いのほうがスタイリッシュでおしゃれな気がしますが、塗装された木材はやっぱりこんなもんです。カタログ映えや店頭での印象を優先して無塗装で販売してるんでしょうかねぇ。






あの工事現場の足場板の用に汚れていたIGTスリムがまるで新品同様の用に蘇りました。






水の弾き方もバッチリです、これなら気兼ねなく使えそう。






数分放置して拭き取りましたが染みになるようなことはありませんでした






IGTスリムの定番フラットバーナー、これでお花見とか最高なんだろうなぁ。






めちゃくちゃおしゃれ、実際キャンプで使用しましたが、特に気になる汚れは付きませんでした。
まとめ






この作業で1番大変だったのはヤスリがけです。サンダーを使わなければ絶対に心が折れていました。
ワックスがけはポリッシャーを使ったのでそんなに苦労しませんでした。
結果新品ので購入してすぐにワックスを塗ることをお勧めします。無塗装のままの使用は一回で高額なIGTスリムを足場板へと変える蛮行です。
今回の施工では思った以上の仕上がりと効果にかなり満足しています。定期的にワックスを塗る事で管理汚れを防ぐことができそうです。
仮にどうしても除去できないシミ、汚れができてもサンダーがあるので気軽に研磨できます。
これが楽しくなりダイニングテーブルも同じ施工をしてみました。
安いサンダー、ポリッシャーは木製品のメンテナンスにとて役立つので持っていて損は無いと思いました。以上IGTスリムのワックスがけの参考になれば幸いです。
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