ローチェア30の座り心地は殆ど家具だった

良い色ですよね、織田裕二のモッズコートよりも良いカーキです。キャンプで一番体に触れている時間が長いであろう道具は椅子ではないかとワタクシは考えます。つまり座り心地はそのままキャンプのクオリティと直結してると言っても過言では無いのではないでしょうか？

ロースタイルがトレンド

正直ロースタイルって流行ってるけどどうなの？って思っていました。食事はダイニングチェアーとテーブルの高さっていう固定観念があったからです。ダイニングチェアの高さはおよそ40ｃｍ前後でローチェアよりも10cmも高くなっているので不便なのでは？と想像していましたが、実際に座ってみると実は長時間座るにはロースタイルのほうがゆったりと座れると感じました。また、座面が低くなることでタープまでの距離が広がり今までよりも圧迫感なく空間が広く感じてより快適にすごせます。
以上のことから我が家もロースタイルにシフトするにあたりローチェアの導入をいたしました。

ローチェア30の魅力

「座ったら、立ちたく無くなる椅子」などと大げさなキャッチコピーが踊るローチェア30ですが事実座り心地は申し分ないです。

１.背もたれが高くゆったりと座れる

背もたれが肩の上まで来るので安心して体を預けられます。また、生地の貼り方も絶妙でややテンション緩めにはってあるので座ると体が程よく包み込まれてどんな体型の人にもフィットします。

2.背もたれの角度が絶妙

体がほんの少し上を向くような角度なのでリラックスして遠くを見つめたり、焚き火をぼんやり眺めたりするのに本当に心地良いです。ほとんどソファーといっても過言では無い座り心地。実際家のテレビでスポーツ観戦をするとき使ったりします。両方に肘掛けが有って背もたれも高いのでソファーよりも心地良いかも。

3.細部までハイクオリティ

強度や耐久性の高い素材を使い、縫製や設計にこだわる過剰とも思えるクオリティ高須クリニック。

3年ほど使っていますがほつれも目立った生地の痛みもなく、縫製も見事です。

可動部や、接合部分の金具のデザインもきっと専用に設計していると思います。止め部分も安価な汎用ネジを使用せずサビもでません。

このフレームワークがとても気に入っています。折りたたみの椅子のフレームはちょっと不格好なものが多いのですがこのフレーム部分までも美しくデザインされてて見飽きることがありません。

4.肘掛けがとにかく気持ちいい

スノーピークお得意の竹の集成材で出来ている肘掛けは触り心地が金属やプラスチックと違い優しい手触りで、椅子の中でも素肌で触れることが多いい部分なので座り心地の良さに大きく貢献していると思います。実はここが他の競合チェアと大きく差がついているところかもしれません。

検討比較したチェア

収納はかさばる

と褒めちぎってきましたが、収納サイズは決してコンパクトでは無いというか、かなり大型でかさばると思います。重量も3kgを超えているので運搬もすこし大変です。しかしそれは座り心地を追求すると厚手の生地を使い太いフレームを使い大きくしているので仕方ないことかと思います。

まとめ

立ちたくなるかどうかはさて置き、座り心地は十分以上でキャンプチェアというよりは家具のクオリティに近いです。その分大きく重くさらに言うとお値段も、、、これはスノピは諦めるしかないですが。個人的には価格に十分見合ったクオリティで積載に余裕があるのであれば、軽量コンパクトが売りの椅子よりもこちらを選んだほうが満足度が高いキャンプになると思います。