長い間、保冷剤と言えばロゴスの氷点下パックというロゴスの存在価値を
支えてきたと言っても過言ではない保冷剤界の帝王でしたが、
その座を脅かす黒船来航ですわぁ、これ。
Contents
医療用に開発されたクーラショック
輸血用の血液を運搬する際に規定の温度を長時間キープするために開発された
医療用の保冷剤の技術をフィードバックして一般用に開発された高性能保冷剤。
最初にエルブレスでこのパッケージを見たときこれが保冷剤と気付くまで
しばらく時間がかかるほどスタイリッシュでクーリッシュです(見た目も)
クーラーショックの特徴
クーラーショックには今までの保冷剤と違う様々な特徴があり
はっきり言ってその全てが欲しくなる要素満載です。
保冷剤は今まで使わない派でした、嵩張って、冷たさを失った保冷剤は
邪魔以外の何者でもなく、固くて食材を入れるとき障害になっていたからです。
だからいつも凍らせたペットボトルを使ってましたがこのクーラーショックは
その弱点をほとんど解消してくれます。
-7℃を長時間持続
クーラーショックは−7℃の低温を長時間持続するように設計されています。
氷と比べて同じ保冷力を発揮するのに必要とする量が少なく済むために
クーラボックの容量を効率よく活用できます。
例)16 Quart(約15L)のクーラーボックスの場合
株式会社津田商会
COOLER SHOCKLサイズ:1個氷:約2.7kg(6POUNDS)
例)48 Quart(約45L)のクーラーボックスの場合
COOLER SHOCK Lサイズ:3個氷:約8.2kg(18POUNDS)
Lサイズの重さが56oz = 約1.65l≒1.65kgなのでおよそ6割り程度の容量で
同程度の保冷力を発揮できます。
予冷までの時間が短い
Mサイズなら8時間、Lサイズでも12時間短時間で予冷が完了します。
他社製品だとおよそ24時間とうっかり、前日凍らせなきゃ!といっても
間に合いませんがクーラーショックならなんとか間に合いそうです。
これは結構重要でこの予冷の長さも保冷剤を使わなくなった理由です。
耐久性と熱伝導に優れたアルミパッケージ
熱伝導に優れたアルミニウム、剛性と耐久に優れたポリエチレンとナイロンの
3層構造で薄さも0.2mmとNASAで使うんですか?と思わせるハイテク満載
さすがアメリカ産。
薄型で省スペース
あまりにゴツい保冷剤は食材運んでるのか保冷剤を運んでるのか
わからない、、、は言い過ぎですがこれなら許容範囲です。
サイズが豊富
自分の持っているクーラーボックスに合わせて使い分けがしやすく
なっています。Sサイズはお弁当の保冷にも良さそうです。
よく無料でくれる安い保冷剤よりも安心感高いですよね。
そもそも保冷剤って?
ここで余談なんですが、保冷剤ってなんでしょう?
保冷剤の仕組みってシンプルにいうと氷と同じなんですよね。
(正確にいうと融解熱とかあって難しくなって、高校の物理もう一度
勉強しないといけないので割愛)
1gの物質の温度を1℃上げるのに必要なカロリーを比熱といい
その比熱に質量をかけたものを熱容量といいます。
その比熱ってだいたい
物質 | 温度[℃] | 比熱 |
---|---|---|
水 | 0 | 4.217 |
氷 | -1 | 2.100 |
アルミニウム | 0 | 0.880 |
鉄 | 0 | 0.435 |
銅 | 0 | 0.379 |
黄銅 | 0 | 0.387 |
銀 | 0 | 0.235 |
水銀 | 0 | 0.140 |
鉛 | 0 | 0.129 |
木材 | 20 | 1.250 |
ポリエチレン | 20 | 2.230 |
ガラス | 10~50 | 0.670 |
出典:https://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~masako/exp/netuworld/syoutai/hinetu2.html
となっていて実は水ってめちゃくちゃ高性能な保冷剤で、
安価でこれ以上の性能ってなかなか見当たらないのです。
なにが言いたいかというと、世間で出回っている保冷剤は乱暴に言うと
水をポリマーにひたして液体からジェル状に変えて使いやすくしてる
だけなんですよね。
そのポリマーの配合によってどこで融解するかが変わってくるので
−何度を〇〇時間持続!とか言ってるんですが、
実際、常温に戻る時間は氷大差ないと思っていいです。(のはずです)
なのでこのクーラーショックがどのような成分で保冷をしてるのか
気になったんですが、熱容量などの数値がでていないので
実験結果として低温の時間が氷よりも長いというデータを信じて
以後の話を進めていきます。
まとめ
現状の保冷剤の中では性能はトップクラスで、アウトドアの用途では
ほぼほぼ十分なスペックで従来品よりも省スペース。
デザインも未来的でアルミパウチが清潔感があります。
プラボディの保冷剤はなんとなく衛生的に使う気にならなかったんです、
冷凍庫のニオイがついたり、傷に雑菌が繁殖しそうだったりで。
そのような従来の保冷剤の弱点をことごとく克服したこの
クーラーショックは次の保冷剤のスタンダードになってくると思います。
釣りなどの保冷剤としても活躍してくれそうでぜひ購入したい
アイテムです。(マウンテンジャケットを買ってしまってしばらく
お買い物はできないんです、、、、)
※夏にはどこも品薄だったようですが最近は供給が追いついてきてるようで
用意に手に入ります。今のうちに欲しい方は手に入れておくといいかも
しれません。